庚申さま

御剱探訪 ③

 盛屋寺の庚申像は山門の西方に祭られ、花崗岩で刻まれ、面六臂三眠の青面金剛童子で、正面の手は合掌し、右手には独鈷を持ち、左手には三日月を掲げています。足許には三猿が力強い彫りで刻まれたものが二体あります。

 道教に発した庚申信仰は、平安時代には貴族の間で、「庚申御遊」(こうしんおあそび)として行われました。室町時代になると神道や仏教の影響を受けて山王社、阿弥陀三尊が崇拝されました。江戸時代以降になると青面金剛像が有力となり、道祖神や地蔵信仰にも接近してゆき、庶民の信仰として広く根付き、私たちの身近なところでもよく見られます。
・冨士八幡社脇弘法堂(雁道町4-13) ・船原町観音堂(船原町7-22) ・白山神社境内(本願寺町2-2) ・大喜寺境内(大喜町3-20) ・東栄町観音堂(東栄町5-20)

(瑞穂区誌 参照)平澤靖夫 記

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