盛屋寺(せいおくじ)

天正2年(1547)に虎岩賢龍大和尚により開設され以来聖観世音菩薩を本尊としている。    

山門の両側には名古屋市の保存樹に指定されている二本の大クスの大木がある。樹齢約2・3百年当寺の古さを今に伝えるものである。    

   

みろくぼさつ石造

本堂西の三十三観音は花崗岩で刻まれた蓮弁の光背を持つ石仏群で江戸期のものもある。   

   

この寺の古さを示す元禄時代の墓もある。

盛屋寺の庚申像は山門の西方に祭られ、花崗岩で刻まれ、青面金剛童子で、正面の手は合唱し、右手には独鈷を持ち、左手には三日月を掲げています。足許には三猿が力強い彫りで刻まれています。二体あります。   

   

道教に発した庚申信仰は、平安時代には貴族の間で「庚申御遊」(コウシンオアソビ)として行われました。
室町時代になると神道や仏教の影響を受けて山王社、阿弥陀三尊が崇拝されました。
江戸時代以降になると青面金剛像が有力となり、道祖神や地蔵信仰にも接近していき、庶民の信仰として広く根付き,私たちの身近な所でもよく見られます。  

  平澤靖夫 記 

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